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社会人にとっての英語学習

生徒募集の時期が来ました!

2021年夏が近づきつつある今、ゆめラジオ英語オンラインでも、夏休み生徒募集の時期となりました。大学入試を控えた中高生だけでなく、社会人の受講数が増えてきました。そこで今回は社会人にとって英語学習はどうあるべきか、みなさんと一緒に考えてみましょう。

社会人は中高生より速く学べる

社会人は既に日本語を使いこなし、仕事もしている方々で、国語や社会があやふやな中高生とは違います。この世の仕組みに慣れていると英文も理解しやすい。たとえば中高生への説明で一苦労の「インフレーション」。けれど社会人に説明不要。

吸収力については若い子が有利じゃないかという意見もありますが、それも状況しだい。学校で何となくやらされている、親に言われたからやっている、そんな中高生より、目標が明確、意識も高い社会人の方がよほど吸収しやすい。

曜日と時間帯が大事

仕事しながらの社会人学習の場合、いつ学習するかがポイント。疲れている平日夜はお勧めしません。土日あるいは平日に時間がとれるなら午前中が望ましい。朝10時あたりから始まる学習こそ、語学にはベスト! フレッシュなうちにサッと詰め込み、宿題をドッサリ出してもらって一週間でそれをこなし、次週授業に備える。社会人ならこれくらいできるでしょう。

文法から入るべし

社会人が英語を習いたいと言う時、即戦力を考えるのではないでしょうか? すぐに使える英語、つまり会話力。世にあまたある社会人向け英語学校は、ほぼすべて会話。その広告は、うちに来れば話せるようになりますよと書いています。

そんな学校に行けば外人が出てきて、こちらが単語つなぎ合わせて何か言えば、うなずいてくれます。コミュニケーションした気にもなるでしょう。自分ってけっこうできるかな、みたいな。

けれど語彙、文法を背景としない語学学習は定着しないし、レベルも上がらない。これは断言しましょう。語彙が単位、文法が規則。単位と規則をおそろかにし、いかなるコミュニケーションも成立しません。日本語を考えれば分かること。一体、日本語の語彙が少なく、文法もあやふやなままで、まともに話し聞けるでしょうか? 英語学校に通って力ついたという人の話を聞いたことがないのはそういうこと。

心を学校時代にリセット

英語を話せる人は学校時代に語彙、文法を叩き込まれ、読解、作文で研鑽し、リスニングを鍛え、スピーキングの場も与えられた人。だから社会人として今、真に英語を身に付け、使いこなしたいなら、いったん心を中高生に戻し、あの頃の語彙、文法、読解、作文を学び直すべきです。

語彙が増え文法が正しくなってきて、はじめてリスニングです。聞いて理解できるようになって、はじめてスピーキングです。リスニング、スピーキングに辿り着くまで、どうしても一、二年の準備期間が必要。中高で六年かけたわけで、あの頃より速いとはいえ、それくらいは覚悟しましょう。その覚悟なしに社会人が英語を身に付けることは難しい。数カ月で英語ペラペラなんてありえない。

そう。社会人も学校時代のように単語テストで定着を確かめ、英作文でスペルミスを矯正され、台本を読みながらリスニングする、こういう地道な作業が必要です。

ワクワクするチャンス

再び学校時代に戻ること。よく考えれば、これは最もワクワクする経験ではないでしょうか? 海外旅行に行っても、一流ホテルで食事しても、その時で終わり。何も残らない。けれど心を青春時代に戻し、あの頃と違ったふうに英語を学ぶこと。心を若くし、世の中にもう一度、向き合うこと。自分の新しい可能性を今から作っていくこと。ゆめラジオ英語オンラインでは、そんな社会人の方々の受講をお待ちしています。