哲学

ニーチェの永劫回帰
哲学 · 04日 12月 2023
ニーチェは晩年に「永劫回帰」という思想を持つようになりました。彼の主著「ツァラトストラ」にも明確でしょう。ニーチェが言う永劫回帰とは、少しずつ変化していきながら徐々に良くなっていく回帰でなく、今この瞬間が寸分たがわず永遠にやって来るというものです。...

構造主義の共時性
哲学 · 16日 11月 2023
近代言語学はソシュールとともに始まりました。ソシュールは言語を共時的に捉えた時、つまり、ある一点で止めた時の音体系、文法体系を言語学の対象と定めました。こう定義することで、言語学から歴史を排除し、科学としての言語学を成立させようとしたわけです。20世紀になったばかりの頃です。...

実存哲学とは?
哲学 · 15日 10月 2023
19世紀前半のキルケゴールから19世紀後半のニーチェ、そして20世紀前半のハイデガーを経てサルトルへ至る流れが、およその実存哲学の系譜です。...