米国の独立ジャーナリストであるタッカー・カールソンがロシアのプーチン大統領に単独インタビューしました。ウクライナ戦争が始まって以来、西側メディアがプーチンに接触したことは今回が初めてです。
インタビューの中でプーチンはまず歴史から話を始めました。ロシアとウクライナが歴史的に切っても切れない関係にあることを説き、軍事作戦を正当化しました。国際関係という点でも、プーチンはロシアがこれまで再三西側に歩み寄ってきましたが、むしろ西側にはねつけられたことを指摘。ロシアの孤立は西側意図であることを強調しました。
2時間のインタビューの中でプーチンは文化面へのめくばりも忘れず、ロシアにはドストエフスキーに見られるように正教をバックボーンとする西側とは異質な文化があることを付け加えました。
カールソンに国家指導者として宗教性と戦争遂行が矛盾しないか聞かれても、プーチンは軽く「国家を守るためには戦います」とのこと。
プーチンの議論にカールソンが振り回された格好。ここまでのインタビューをこなせる指導者は西側にほとんどいません。日本の岸田首相などまるで無理です。
ウクライナ戦争をどう見るかは個人の判断に委ねられますが、プーチンは歴史や地政学に基づいて行動しています。決して狂気の沙汰ではありません。
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